アニメ話がもっとしたいと女一人ぼっちでアニコンに参加した結果
社会人になってから出会いだけでなく、アニメ話できる人もない!
筆者もそうでしたが、趣味がアニメということを異性に打ち明けることはなかなか勇気がいること。
いざお付き合いが始まったとしても、それを隠し続けたり、我慢したりするのは、かなりのストレスですよね。
出来ることならば理解のある人を、欲言えば一緒にイベントも行きたいし、好きなアニメを見て感想をアツく語り合えるパートナーが欲しい!
そんな方なら一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
「アニコン」街コンのアニメコンテンツに特化したイベントです。
いざ行くのはちょっと…実際どんな感じなの?という方のために、筆者ぼっちでイベント参戦してきました!
果たしてパートナーは見つかるのか? 早速アニコンの実態に迫っていきましょう。
アニコンイベントの概要
筆者が参加したアニコンの概要はこのようなかんじ。
・初心者OK
・1人参加OK
・20代以上、社会人限定
・謳い文句は「共通のアニメ話ができる人が見つかる!」
・2時間程の居酒屋での食べ飲み放題
・女性3000円、男性9000円
・参加総数男女合わせて60名程
食べ飲み放題とは書いてありますが、出てくるものは一般的な居酒屋にあるような軽食と、カクテル・ビール・ソフトドリンクなどのラインナップ。デシャップ台から自由に取ってくる形ですね。
実際お話しすることがメインなので、そんなに飲めないし食べられません。味も普通です。
出会いの成果が得られないとすれば、これらにかける金額としては特に男性は高く感じることでしょう。
筆者は基本的にあまり人と話すことが得意なタイプではないので、友達と参加するなどもっての外、ひっそりと1人で参戦です。なお中には1人参加限定のアニコンもあるようです。
いざアニコン、スタート!
まず受付で本人確認とプロフィールシートと番号が書かれた名札を貰い、スタッフにより席に案内されます。
開場時間からアニコンスタートまで30分程ありますので、その間にシート記入。
シートの内容は、名前(ニックネーム可)、職業、出身地、住んでいる地域、好きなアニメ、アニメキャラ、アニソン、最近のおすすめ作品、フリースペースなどなど。
実はこのプロフィールシートがかなりの肝です。これで失敗すると会話が盛り上がらないことも…
それは後程詳しく説明します。
イベントの進行としては女性2名着席中のテーブルに男性2名がローテーションで15分間隔周ってくる、というスタイルです。
友達と誘い合わせて参加した方は同士でペアになっていたようですね。
最終的にお話しできたのは4組程(8名)でしょうか?
イベント中はスタッフの司会の方が細かく指示を出してくれるので、では皆さん好きな方と自由に話してください!と丸投げはなく、路頭に迷うこともありません。
アニメ話、盛り上がれるか?
シャッフル後は、最初書いたプロフィールカードをお互いに見ながら、共通の話題を掘り下げていきます。
ここで先ほど書いた失敗談なのですが、筆者は好きなアニメの欄にかなりコアな作品名を挙げたため、ぶっちゃけ分かってくれる人はほとんどいませんでした…
一応保険で書いておいた誰しもが知っている有名作品の方で話が進むので、大好きな作品の話を思いっきりできる!という欲求はあまり満たせなかったように感じます。
話始めこそ何から話していいものやら…という雰囲気で会話に困るのですが、お話し好きな方が同姓ペアや異性のペアにいるとそこそこに盛り上がることは可能です。
ただし、アニメのジャンルもかなり幅広いですし、ライトな層からコアな層まで様々な人がいるため、お互いのヒットジャンルを探り当てるだけで15分終わってしまうことも…
なお、LINEなどの連絡先の交換はこの時点でする方もいました。
グループ戦のイベント
そしてイベント中盤頃でしょうか、男女4人グループ毎のクイズ式イベントがありました。
クイズ内容としては王道アニメのキャラ名や、技名、オープニング曲を当てる、といったものですね。
これに関しては、クイズに挑むタイミングのグループメンバーの波長が合っていれば最高、そうでなければ気まずい時間です。
筆者はたまたま共通の話題で盛り上がっているグループでのクイズだったので結構楽しかったですが、その直前に一緒だった方が自作同人と好みのジャンルとを強く宣伝する方で、何とも言えない空気になったグループでした。そちらでなくて正直よかったなと。
ちなみにクイズの正解数が一番多いグループには、フィギュアの景品が用意されていました。
(どこも全問正解だらけで、最終的にはじゃんけんになっていましたが笑)
アニコンでマッチングできるか?
イベントも終盤。よかったと思う人の番号を用紙に記入、投票です。シートは3人まで記入できます。
イベント開始時に説明があるのですが、いいと思った方の番号はチェックしながらシャッフル、というのが基本的な流れです。
筆者は人の顔と名前を覚えるのが苦手なので、○○のアニメの話をした人→◎番、などのようにメモを取っていました。
初めて参加したイベントでどれだけマッチングするかもわからなかったので、とりあえず最大の3人全て番号を記入。
そしていよいよ結果発表。マッチングした人は司会から「◎番さんと●番さん、マッチングです!おめでとうございます!」という形で名前ではなく番号で呼ばれます。
また、呼ばれたからと言って全員の前に出ることもないので、本人同士だけがわかるような仕組みです。
このあたりの配慮は本当にありがたかったですね。
結果、なんと筆者はアニコン初参戦にして見事マッチングすることができました!
まさかこんなことになるとは思っていなかったので本当に驚きました。
マッチング成功の方は出口でお揃いの景品を頂き、イベントは終了。
マッチングこそしなかったものの良いなと思った人たち同士はこのタイミングでLINE交換などをしており、二次会に行く人もいたようでした。
アニコンでの出会い、その後
さてマッチング無事成功した筆者ですが、お相手の方とまずは連絡先を交換、折角ですしということでそのまま盛り上がったアニソンを歌いにカラオケに行って、その日は解散しました。
その後その方とは何度か食事に行き、結果お付き合いすることにはなったのですが…
お互いマッチングしたし、なんとなく…の状態で付き合い始めたこともあり、残念ながら長くは続きませんでした。
蛇足ですが、筆者の友人のアニコンに参加者は、恋人はできなかったけれど同姓ペアの子と仲良くなってよく一緒にイベントに行くとのこと。
なるほど、これはこれで羨ましいですね。
マッチングはできるけれど
アニコンに限ったことではなく街コンや合コン全てに言えることなのかもしれませんが、やはり限られた時間でお互いの共通点を見つけて出会う、ということは非常に難しいことです。
例えば「音楽好き」の人たちの集まりの中に、「演歌好き」と「ヘビーメタル好き」の人が一括りにされて、共通の音楽趣味で盛り上がってください、と言われても、ジャンルが違うよ!という話になってしまうことと同じです。
しかもそういった場では誰もがメジャーな話題で共通点を探る為、いざお付き合いが始まっても、あれ?こんなはずでは…?というパターンも。
そして、「今日はありがとうございました!」でやりとりが止まってしまった連絡先の虚しさといったら…
筆者のように仲良くなって信頼できる人だけに連絡先を、という考えの方は不向きなのかもしれません。
アニコンはあくまできっかけ、次に繋がるお付き合いを!
いかがでしたか?
アニコン自体は、出会えるきっかけとしては悪くないイベントだと思います。
しかし、本当にコアなお話しをして仲良くなっていくにはやはりそれ相応の時間がかかること、向き不向きがあることも現実です。
アニコンはあなたのスタイルと目的に合わせて是非ご活用を!
この記事があなたのお役にたてれば幸いです。